NHKスペシャルに異論

 昨年10月に放送されたNHKスペシャルの「”血糖値スパイク”が危ない」、の内容に異論が出ています。

 健康診断では「血糖値は正常」と診断された人の中に、食後だけ急激に数値が上昇して基準値を超えるケースが増えていると紹介。この状態を「血糖値スパイク」と呼んで警鐘をならす内容でした。

 健康診断で行われる空腹時の血糖値では正常値範囲内なのに、食後だけ血糖値が急上昇し、正常値の70~140を超えてしまう人が多く、これを見逃すと動脈硬化をおこしやすく、将来的には完全に糖尿病に移行してしまう恐れがある。これは医学的には「グルコーススパイク」または「食後高血糖」と呼ばれ、一般的には「隠れ糖尿病」の名で浸透してきたもので、専門医の間では知らない人はいない。これをわざわざ血糖値スパイクと言い換え、さも目新しい現象のように伝えるのは過剰演出ではないか?、と疑問の声が上がっているわけです。

 NHK側は「以前から知られていたことは番組内でも知らせており、そのうえで最近の研究で、この症状がこれまで考えられていた以上にさまざまな病気を引き起こすという最新の知見をお伝えした」と説明しています。

 この他、対策として紹介された「食べる順番」。「野菜など食物繊維を多く含む食品を先に食べることで食物繊維が腸の表面をカバー、糖分の吸収を穏やかにして急激な血糖値の上昇を防ぐ」という内容も、既に複数の健康番組などで何度も紹介されたもので、言わば使い古されたネタ。

 全体的に散々使い回されたネタの焼き直しで、隠れ糖尿病の対策にしても目新しい物はない。NHKスペシャルで大げさに取り上げる内容ではなかった、と言うことのようです。

セメント量のデータも改竄

旭化成(東京都千代田区)の16日発表によると、三井不動産グループが分譲した横浜市都筑区の大型マンションで、建物を支える杭の一部が支持層(固い地盤)まで届いていなかった問題で、工事を請け負った旭化成子会社の旭化成建材が、杭の先端部分と地盤を固定するセメントの量でもデータの転用や改竄をしていたそうです。

データの改竄があったのは全4棟の内3棟の計45本の杭。なんと、支持層に届いていないどころか、杭の強度そのものにも問題がある可能性が出てきました。  三井側は「震度7の大地震でも倒壊しない」、旭化成も「現時点で緊急の危険性はない」としていますが、信じて良い物かどうか。

旭化成建材の前田富弘社長は施工のデータ記録を毎日整理し、ゼネコンに提出しなくてはならないのに、途中からルーズになった」と説明。管理責任者は書類を紛失したとか、雨に濡れたとか言い訳しているらしいですが、きっちり仕事が出来ていれば(この場合杭が支持層に届いて、必要な強度があれば)単に書類上の問題です。しかし、この場合は不正や手抜きの隠蔽工作を疑われて仕方ありません。

金沢城公園来訪者2倍超す

 石川県のまとめによると、今年のゴールデンウィーク中(4月29日~5月6日)に金沢市の兼六園を訪れた人(1日平均)は過去10年間の平均の1・6倍、金沢城公園は2・2倍に上ったそうです。

 同県によると、ゴールデンウィーク中の入園者は金沢城公園が計15万8700人で、兼六園が計11万8840人。また、金沢21世紀美術館の1日平均入館者は昨年比1・5倍の1万3039人で、期間中の合計は過去最多の10万4308人だったそうです。  また、富山県砺波市で開かれた「2015となみチューリップフェア」には、4月23日から5月6日までの期間中、昨年を約3万6000人上回る約32万1000人が来場しました。

 JR東日本とJR西日本によると、北陸新幹線の利用客は、同区間を走る昨年の特急と比べて3倍以上に増えた区間もあると言う事で、やはり新幹線効果がはっきり出ています。しかし、不思議な気がしないでもありません。新幹線になっても移動時間が半分になるわけではありませんし、これほどの効果があるとは。

ヤフー「検索」削除新基準

 インターネット検索大手のヤフーは30日、インターネットの検索結果について、プライバシー侵害との請求があった場合に削除に応じるかどうかを判断する自主基準を公表しました。公表された基準によると、削除を求めた人が公職者か未成年者かどうかなどを踏まえた上で、「表現の自由」と「プライバシーの保護」のバランスを考慮してヤフーが個別に判断。31日から基準に沿って対応するとしています。

 削除に応じる場合、検索結果のタイトルや要旨に、病歴やいじめ被害などの情報がある際には、そのタイトルや要旨を削除(非表示に)するほか、生命の危険がある場合や「リベンジポルノ」などの性的な画像などについては、ホームページに移動するリンクごと削除するという。ただし、対象が公職者や著名人など公益性が高いと判断された場合は、削除には慎重に対応すると言う事です。

 ネット上の検索情報削除に関しては、ヨーロッパでインターネット検索世界最大手のグーグルに対し削除義務を課す司法判断が出され、いわゆる「忘れられる権利」が議論されています。

茨城空港減便

 先月28日に経営破綻した国内航空3位のスカイマークが、便数削減を発表。就航路線のほとんどを同社便に頼る茨城空港でも、2月1日から3月28日まで、1日1往復の米子便が運休し、札幌、福岡便が1日2往復から1往復に減ることが決まりました。

 茨城空港は元々航空自衛隊が管轄する百里飛行場でしたが、2010年に民間共用化され、営業を開始しました。徹底した格安化に取り組み、空港の駐車場は無料であり、着陸料は首都圏にありながら羽田空港や成田空港より3割以上割安くなっています。
 開港から半年後には、スカイマークにより名古屋(中部)-札幌(新千歳)への路線開設が表明され、また中国の格安航空会社「春秋航空」が上海-浦東への定期チャーター便を開設。国内線3路線と国際線2路線を擁するようになりました。

 しかし、国内線はすべてスカイマーク以外は運航しておらず、今回の減便で国内線は現在の5路線8往復から、4路線5往復に減る事になります。橋本知事は「びっくりしている。民事再生が進むことを期待したい」「利用促進が一番の支援策。できるだけ茨城空港を利用している路線が維持してもらえるよう支援態勢を作っていきたい」と述べました。
 茨城空港、2012年度には年間利用者数が40万人を超え、開港2年で倍増と、順調にその数を増やしてきましたが、この減便で2015年度は大きく減らしそうです。

茨木県警白バイチーム5位

 茨城県ひたちなか市で「第45回全国白バイ安全運転競技大会」が開催されで、茨城県警交通機動隊の中越豊巡査長(27)と高橋世幸貴巡査長(25)のチームが5位に入賞しました。

 全国白バイ安全運転競技大会は、全国の各都道府県警察及び皇宮警察から選抜された白バイ乗務員らによる安全運転技能の向上、士気の高揚及び全国交通機動隊員の融和団結を目的とした競技大会です。1969年に初めて警察庁主催にて行われ、1993年からは、毎年茨城県ひたちなか市の自動車安全運転センター安全運転中央研修で開催されています。競技種目はバランス走行、トライアル走行操縦、不整地走行操縦(モトクロス)、傾斜走行操縦(スラローム走行)に別けられ、女性は傾斜走行競技のみ出場します。

 大会は、規模の大きい警視庁と大阪府警など8府県警が出場する第1部と、それ以外の第2部に分かれて実施され、第2部に出場した県警は、女性隊員1人が単独で、中越、高橋両巡査長がチームで出場。昨年は同じ第2部で優勝していました。

漁業離れ止まらず

 茨木県が発表した、漁業経営の実態を5年ごとに調べる「漁業センサス」の速報値によると、団体と個人をあわせた経営体数と漁船数が、ともに前回調査より1割以上減ったそうです。漁業経営体数、漁船数ともにデータが残る1963年以降、10回連続で減少しています。

 茨城県では震災の際に366隻の漁船が被害を受け、そのうち74隻が廃船になっていますが、なかでも県北地域の被害が大きく、日立市では127隻、北茨城市では72隻が被害を受け、それぞれ38隻と19隻が廃船となりました。後継者不足も深刻で、391の個人経営体のうち後継者がいるのは、前回より47減って30.4%(119経営体)にとどまっています。

 農業と同じですね。人口減少、特に沢山食べる若い世代が減っているのですから需要は当然減ります。国内だけで商売している限り、避けられないことでしょう。震災の影響もありますが、これはもう構造的な問題と言って良いと思います。